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「三国志」 L  2013.09.11


   泣いて馬謖を斬る
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     L 泣いて馬謖を斬る                                               L 泣いて馬謖を斬る

祁山から出た諸葛亮が渭水に向かい進軍しているところに
司馬懿が大軍を率いて街亭を占領しようとしている
との知らせが飛び込んできた。
街亭を取られれば、蜀軍の糧道は分断されてしまう。
諸葛亮は報告を受けると諸将に言った。
「街亭は小さな町ではあるが、非常に重要な場所だ。
もし敵の手に落ちれば、大変なことになる。
街亭の守備に就きたい将軍はいないか?」
馬謖が進み出た. 「私に行かせてください」
諸葛亮は馬謖の才能を高く買っていたが、
いかんせん経験が不足している。
どうしても安心できなかった。
「幼い頃より兵書に親しみ、兵法の心得もございます。
街亭ごとき守れないことがございましょうか?」
諸葛亮が安心していないのを見ると、馬謖はすぐに、
失敗すればどんな罰も受けるという誓約書をしたためた。

誓約書を受け取っても諸葛亮はまだ安心しきれず、
慎重派の王平を副将として馬謖の補佐に当たらせた。
そして派遺に当たって念には念を入れて、
「二万五千の精鋭を率いて街亭に向かえ、
必ず街道の辻に陣を敷くように」と厳命した。

馬謖と王平が街亭にたどり着いて地勢を見てみるに、
いずれも鄙びた小道ばかりである。馬謖は笑いながら、
「丞相は心配しすぎる。このような所に魏軍が来るものか!」
と高言した。
王平が、「魏軍の動きはさておき、
我々は街道の辻に陣を敷いてしまいましょう」と言うと、
馬謖は辺りを見回して、街道そばの山を見るとこう言った。
「辻への布陣ではだめだ。あの山を見たまえ、
あれこそ天然の要害というものだ。あそこに陣を敷けば、
万に一つも間違いはあるまい」。

王平はあくまで反対した。馬謖はまた笑って言う.
「兵法にも、 『高きに居りて下を臨まば、勢い破竹の如し』
と言うではないか.魏兵が来るというなら、
大いに破ってやるだけのことだ」

「敵が山を包囲して、 水源を断ったなら、
我々はどうすることも出来なくなるのではないですか?」

すると馬謖は不愉快そうに、「馬鹿な,兵法にも、
『これを死地に置きて而して後に生<』とあるではないか,
魏兵が水源を断ったならば、我が方は勇気を奮い起こして
必死に戦うまでのこと, どうして勝てない道理があろう!」
と言い、王平の反対に耳を貸そうとはしなかった。
そして山上に陣を設けるように命令した。

馬謖を説得できないことを悟ると、王平は仕方なく兵を
五千だけ割いて、麓にある街道の辻に小さな障を数いた。
街亭にはすでに蜀兵の守備があることを知り、
司馬懿は力を落とした。

しかし蜀軍が山上にだけ布陣していることが伝えられると、
一転して喜び、軍を率いて街亭に至り、
一部隊で王平の軍勢を足止めして、
自らは残りの大群を率いて馬謖の陣地を囲んだ。

蜀軍の兵士は、 山の下に見渡す限り魏軍が
ひしめいているのを見て、恐ろしさに肝をつぶした。

戦闘が始まると、馬謖は山の下へと突撃するように
命令したが、少し下ったかと思うとすくに追い戻されてしまう。

王平の方でも何度も救援を試みたが、
衆寡敵せず、退却するほかなかった。
魏軍は二日二晩にわたって山を包囲した。

山上の蜀軍は水を断たれたために食事をすることもできず、
飢えと渇きに苦しみ、兵士たちは夜中に次々と山を下りて
魏軍に投降していった。

馬護は魏軍の勢いに抵抗できないことを悟ると、
残存.兵を率いて囲みを突破し、漢中に逃げ帰った。
こうして街亭は敲の手に落ちた。
諸富亮は街亭が守りきれなかった原因を知ると、
馬譲を斬首にした。

馬謖が斬られると、諸葛亮は涙に沈んだ。
「なぜ立かれるのですか?」と問われ、 こう答えた。
「人の使い方を誤ったために、北伐は失敗に終わった。
それが悲しいのだ」