香港旅行記
      Fビザの中国滞在180日の期限(7月4日)が迫ってきたので、6月19日から23日まで香港に行ってきました。



  12月29日  (土)

   なぜ香港旅行なのか。

私の中国滞在は「2年マルチFビザ」で商社員として滞在している。
2年間は出入り自由である。ただし1回の中国滞在は180日以内と決められている。
今のビザの期限が7月14日、180日の期限が7月4日に切れる。
7月4日以前に中国を出国して、7月14日以前に
再入国すればその日からまた180日の滞在できるということである。
出国先は日本本社でも、韓国支社でも、香港、澳門の出張所でも、
極端に言えば難局の実験施設でもどこでもいいのである。

一番手軽で安く付くのが船で韓国(ソウル)に行く方法で、今までに2回これを利用した。
船賃の他、1週間の宿泊、食事、観光つきで3000元程度で行ける。
今回もこれにしようと思って、何社かの旅行社に申し込みをしたが、
65歳以上はダメ、70歳以上はダメと言って、制限の年齢はいろいろだが
どの旅行社からも断られた。

こうなれば仕方がない。個人で切符を買って出国するより他はない。
そうなれば日本や韓国よりも香港が行きやすかろう。というわけで香港になったのである。

香港には已に3回行っている。
1回目は東京から船で地球一周旅行の際、一番目に立ち寄ったのが香港で、海鮮料理を食った覚えがある。
2回目と3回目は今回と同じビザ更新のためで、天津から飛行機で行った。

それで今回は列車で行ってみようと思い立った。
飛行機よりも少しは安かろうということもあったが、
新式の列車で片道24時間、黄河、長江(揚子江)を渡り、華北平原を突っ走り、南嶺山脈を越えていく
中国大陸縦断の旅というのは、これまたおもしろそうではないか。

さっそく北京←→香港の切符を近くの切符売り場に買いに行くと、
それは天津駅でないと売っていないというので、すぐに天津駅に行く
駅の窓口でその旨言うと
10分以上もパソコンをたたいた末、
そんな切符はないと言う
いろいろ筆談を交えて押し問答の結果やっと買えた。
北京←→香港ではなくて、北京西←→九龍だった。
押し問答というと何か喧嘩腰みたいだけど、
窓口の人はいろいろ考えてくれて親切だったよ。
これが今月6日のことである。




  6月19日  (水)

   海光寺→天津駅→北京南駅→北京西駅→T97次乗車→車中泊

いよいよ出発だ。といっても北京西駅 13:08 発なので慌てる必要は全くない。
朝から枝豆を茹でて、塩ふって、冷やして・・・とかやりながら過ごす。
それでも、北京西でゆっくりと昼飯でも食ってからと、余裕を持って9時30分自宅を出た。

天津ではないのだから、作務衣は絶対にやめとけ、という友人の強い警告で
出で立ちはGパン姿だ。作務衣以外の服で外出するのはホントひさしぶりだなぁ。

9:30 自宅発(バス)→天津駅 10:35(C2024)→北京南 
北京南→(地鉄4号線)→(地鉄1号線)→(地鉄9号線)→北京西駅
と行くはずであったが、地鉄1号線に乗ると9号線は不通との掲示だ。
ここまで来てそんなこと言うなよとおもつたが、まあ、仕方がない。
それにこんなことはよくあることだ。

最寄り駅までは地下鉄で行って、近いことだし、あとはタクシーで。
ところが、そのタクシーが乗り合いだ。客が4人あつまるまで動いてくれない。
しかも、一人ちゃんと10元取っている。ぼろもうけじゃあないか。
ま、一人で乗っても10元かかるんだから、別段実質上の損があるわけではない。

なんやかんやして、やっと北京西駅着。
ここもまた、大きな駅だ。
「入り口 →」と書いてあるし、
みんなもそっちに向かっていくので
それについて2階の入り口で並んでいると
あなたの改札はここではない、と言われ、
また1階入り口へ。ここでもまた、
ここじゃあないと言われ、
今度は案内が付いてやっとたどり着いたのが「出入境管理所」
そうなんか、北京西でもう「出国」してしまうわけだ。

空港でやるのと同じ手続きをして
プラットフォームへ。
店なんか何にもないし、
もちろん引き返すというわけにもいかない。
ここはもう外国だ。
仕方なく列車に乗り込む。
ゆったりどころか、時間はもう12時半になっていた。
服を着替えてベットに横になる。
軟臥(1等寝台)4人部屋であるが70歳ぐらいのおばあちゃんと二人だけ。
中国の寝台車って男女の区別はしないんだな。(日本はどうなんだろう?)
うまくいけば、若い女性と二人だけという偶然もあったかも知れない。
ちょっと惜しかったという気がしないでもない。

中国の列車は発車のベルなんてない。静かに、知らぬ間に動き出している。
車中の同室が若い女性ではないだけに、安穏、静寂であった。
持参の日本酒と枝豆を肴に電子ブックを読む。

電子ブック(iPad mini) というのはこういう時には肘用に便利だ。
本は何十冊も入っているし、映画や音楽もOKだし、
暗いところでも読めるし、字を大きくすることも出来る。
さらに目が疲れたら朗読してくれたりもする。

その後、眠ってしまったのでわからないが、6時半、目が覚めるとずいぶん大きな駅に停車している。
また、一つ気がついた。中国の鉄道駅には駅名表示がない。
列車が動き出してから外のビルの看板で、ああ鄭州だったんだな、と気づく。
初めての人の場合はずいぶん不安だろうと思うけれども
寝台車などの場合は乗車の時に車掌が切符を回収し、
下車駅が近づくとまた切符を私に来てくれるので乗り過ごす心配はないのだ。

それより今回のような香港行きの場合は北京西ですでに出国してしまっているため、
途中の停車駅でも扉は閉まったまま、外に出ることはできない。

9時頃、食堂車に行って「時菜炒田鶏(50元)」とビール3缶(計15元) を注文する。
一つ前の卓に黒人の女の人が来て、目が合うとひょいと挨拶をしてくれた。
すごく自然。ごく当たり前。黒人の人とはずっと以前エレベーターの中でしゃべったことがあるだけで
ほとんど交流することがないので、どうしても構えてしまうのだが、
この女性を見て、ただ色が黒いだけ、それだけ、何にも違わないということが本当に実感された。

部屋に帰って、朗読本を聞きながらねる。




  6月20日  (木)

   香港着、華世旅行社、サンディエゴ・ホテル、
   アバディーンと100万ドルのの夜景&水上レストラン”ジャンボ・キングダム”での夕食


6時起床。昨夜はさすがにゴトゴト列車の上だ
何度が目が覚めたが、
数十秒もかからず再睡といった状態でよく眠れた。
素晴らしい太陽が出ている。朝の大小便も快適である。
朝食は食堂車に行ってハムサンド風のもの、
粥がついて20元。を食う。
後、コーヒ(15元) を注文し、1時間ほど
本(電子ブック) を読んでいた。


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