3月28日(土)
  


昨日、今日とちょっと寒めである。
もう、夏かと思う日もあり、プールに行く準備も整っていたのに
その後の寒さで延び延びになっている。
今日こそは、というのが、今日もプールから銭湯に変えようかな、
という気になってしまっている。

先日、天津商業大学の正門の前の露天で「花茶」を買ってきた。


左の写真がそれで、何でも乾燥させれば、茶になるみたいだ。
ほおずきもあれば、菊、バラも、レモンみたいなのもある
もちろんジャスミンの小さな花もある。

お湯に入れるとすぐに花が咲く、というかふくれてくる。
見ている目にはなかなかきれいであるし、
下から蝋燭で暖めてやると結構いい匂いもする。

パソコンの横に置いて、匂いをかいだり、眺めて楽しんだりしている。
なかなかいいものである。


昨日、授業をしていると、ドアをノックする人がいる。
出てみると事務の人が、今月分の給料です、といってお金を渡してくれた。
昨年の9月からの給料をもらったのは2月の末だった。
催促しなければ半年もほっとかれるんだ、と思ったら
今回はまだ3月が終わっていないのに、
わざわざ授業を中断して学生の前で現金を渡してくれる
とにかく、やることが極端だ。








3月26日(木)
  


パソコンが壊れてしまった。
仕方なく予備のパソコンを探し出してきて使っているが、
壊れたパソコンに保存していたデーターやソフトが全部消えてしまっている。
それに速度が非常に遅い。
ワープロソフト(一太郎)を立ち上げるのに1分以上、
文字が打てるまでにまた15秒以上、
1字打つと1秒ぐらい次の文字を受け付けない、という具合である。
もっとも、少し使っているうちにだんだんと早くはなってきてくれる。
メールの添付文書など、もうやめようかというくらい時間がかかる
Office2008 で作成した文書などは変換ソフトをインストールしないと
開くことはできない。

授業の記録もデジカメの写真も、試験問題用紙も、〜も、〜も、全部消えた。
まことに
パソコンに、磁気に、電気に支配されている生活だなあとつくづく思う。
若い人の携帯なんかもきっと同じなんだろうなあ。
携帯が壊れたりするとかなり
致命的なショックを受ける人も多いのではないか。

ここでちょっと気がついたが、
メールやホームページに飲みしてあるデーターは
本家のパソコンが壊れても健在なんだな。
当たり前のことだけど、これにずいぶん助けられた。

例えば、授業記録。
授業はパワーポイントを使って行っており、
授業が終わるとその資料を全部自習用として学生にメールで送っている。
これで今までの授業の記録を全部復活することができた。
学生の宿題もメールで出させていたので、
もとのメールを探せば復旧できる。
携帯だとこうはいかないだろうからホントこまるだろうな。

考えてみると、ひょっとしたら、もうそんなに若くはないんだから、
パソコンとの付き合いももっともっとゆっくりやりなはれ、
という神様のおはからいなのかも・・・・
より速く、より高く、より強くというクーベルタン流から
♪川の流れのように ゆるやかに・・・・という生き方にシフトしていく年に
なってまっせ、ということかもしれない。

そうだなあ、パソコンのリカバリをして無理に若返らせるよりは
しばらくは年寄り同士ゆっくりとつきあっていこうかな、と思っている。






3月23日(月)
  
おととい(「おとつい」だったかな?)「天津日本語教師会」の
「日本語豆知識」のコーナーは私の担当であった。
以下はその時 発表した内容である。


  天津日本語教師会 3月例会 日本語豆知識


    色について色々考えてみたい。

                2009.3.21.    久下順司


まず、色彩としての色・・・・♪赤 白 黄色 どの花見てもきれいだな
            ♪赤や黄色の色さまざまに
「色さまざまに」となるとこの「色」は色彩かどうか?
「色々」の「色」は色彩ではないものね。
「十人十色」なんてのもこれでしょう。

「ちょっと色をつけてくださいよ」とか
「色よい返事をお待ちしています」
花嫁の「お色なおし」なども手直しをするとか手加減とかの感じ

「色に出にけりわが恋は」の「色」は顔色
顔色と言えば「声色」「音色」「目の色を変える」などもあります

そして、忘れてはならないのが
「色気」「色っぽい」「色男」「色仕掛け」「英雄色を好む」の「色」

音読みにすると
「国際色豊か」「郷土色」「喜色満面」「敗色が濃い」なども

ところで、虹の色は何色?
日本では七色と決まっていますが、ところによって
6色、5色、2色などと感じている所もあるそうですよ。


個々の「色」を見ていきましょう。

まずは「赤」

中国ではほとんど「紅hong」と言っているようです。
日本の「赤十字」も中国では「紅十字」といいます。
他にも「朱に交われば赤くなる」の「朱」
朱に交わって朱にならないで赤になるのが面白いですね
文章の訂正は「朱筆」で、ハンコの色は「朱印状」と「朱」です。

「緋縅の鎧」も真っ赤ですし、
東大の正門は「丹塗りの赤門」だったかな?

「赤」は「血の色」「情熱の色」「革命の色」「太陽の色」です。
 「♪真っ赤に燃えた太陽だから」 と「恋の色」
 「♪赤い夕日の満州に」 と夕日も赤いです。

血の色も
 「♪赤い血潮の予科練の」 と「赤」であったり
 「♪ああ紅の血はもゆる」 と「紅」であったりします。

「真っ赤なウソでした」「赤っ恥をかく」とまぎれもない「赤」

「紅白歌合戦」「紅一点」という「紅」は女性を意味しています。

「赤信号 みんなで渡ればこわくない」
「消防車」の色、日本の郵便ポストの色など注意をひくための色

家計簿がマイナスになると「赤字」になります。
日本語では「紅茶」ですけど英語では「ブラックティー」。

「あいつはアカだ」というと共産主義者への蔑称

もちろん「赤」大好きの中国では「赤」は大抵良い意味です。
文化大革命の時には「赤」は大躍進の色、
「赤」でトマレはけしからんと言って「赤」はススメの合図になったこともあります。


つぎは「黒」に行ってみましよう。

「黒」はあまりいい意味で使われることはない色ですね。
「腹が黒い」とか「黒白をつける」とか。

「あいつはクロだ」と言えば犯人のことだし、
怪しいヤツは「ブラックリスト」に載せられる。

中国では「黒車」は営業免許を持たない車、日本の「白タク」、
これもちょっと面白い。

日本を含む西欧社会では「黒人」というと奴隷というイメージで
芳しくないが、今はその「黒人」がアメリカの大統領になる時代。
日本が永く使ってきた「肌色」の色彩名は今は死語。

でも、チビクロサンボやカルピスの商標が追放されたりするのは
どんなもんでしょうかね。

同じ「黒」でも「大黒様」は福の神として健在ですが。


次は「白」

「白」というのは「色」? なんでしょうか。
「色が無い」という意味で使われることも多いようです。
嫁に行くときに着る「白無垢」の花嫁衣装は「私には色はありません。
これからあなたの色に染まります」という意味だそうです。
ウェディングドレスに「白」が多いのは日本だけではなさそうだが多分その意味合いは違うのだろうな。

嫁に行く時だけでなく、死ぬ時も「白装束」。
これもかなり広い範囲の風習みたいに思うが・・・

何もないという意味から「頭の中が真っ白になる」と言ったり、
中国ではムダとか浪費することを「白費」といいますね。

医者や料理人が「白衣」を着るのは、汚れていない、純潔、清潔を表すからでしょう。

ちょっと高級な事務職員を「ホワイトカラー」というのは汗水たらして働いていないからでしょうか。

「♪真白き富士の嶺、緑の江ノ島・・・」
「♪白い花が咲いてた 白い雲が浮いてた  白い月が泣いてた」
「♪私を泣かすな 白いカモメよ」
「雲白く遊子かなしむ」
と、何となく寂しい感じの表現にも使われる様です。

それに北方は圧倒的に「白」ですね。
何も知らなくても「白い恋人」を鹿児島土産と思う人はいないでしょう。

今 相撲の横綱は「白鵬」と「朝青龍」です。

何かを表現したり発表したりする時は「建白」したり「白書」を出します。

私ごとですが、「白鶴」「白鹿」と「白」のつく酒は
甘口の酒という印象ですが、いかがでしょうか。


そして「青」

中国では「藍lan」と言うことが多いですが
「青は藍より出でて藍より青し」というのは中国の諺ですから、
「青」と「藍」は色の濃さが違うのでしょうね。
またも日本の軍歌になりますが「♪藍より青き大空に」と
「青」と「藍」を連続するものとして歌っています。

「真っ青」になることを「蒼白になる」と言ったり、
このごろのテレビや歌にも「蒼い瞳」というのもよく使われています。

「♪あおい目をしたおにんぎょうは」は子ども向けですから
ややこしいことを言わずにかな書きですませています。
中国での「碧眼」もきっと「青い目」ということでしょう。

「碧眼」といえば「紺碧の海」という「紺」も「青」に似た色

また、「青」は空の色、海の色です。
「白鳥は哀しからずや空の青、海のあおにも染まずただよふ」
ともに「青」に近い色として「空色」「水色」はありますが「海色」という色彩名はないみたいです。
そのせいか若山牧水も「空の青」に対して「海のあお」と漢字を避けています。

日本人は(中国人もそうらしいですけど)「青」と「緑」の区別が
あいまいですね。
 
「♪山は青きふるさと」「♪青葉茂れる桜井の」
「♪青い山脈 雪割り桜」「人間至るところ青山あり」
なんて本当はみんな「緑」じゃあないでしょうか。
日本の「青信号」もそうですよね(中国では「緑灯」と言いますが)

そのほか
「♪月がとっても青いから」とか「♪青い月夜の浜辺には」と
月の色も「青」いです。

「青二才」「青春」など若さを表す色でもあります。


以上の「赤」「白」「黒」「青」の四色が日本の古来からあった色の名前で、
古い民話などにはこの四色以外の色名は登場しないそうですよ。

また色名に「い」をつけてそのまま形容詞にできる色もこの四色だけみたいですね。


「緑」

「春は萌え 夏は緑に 紅のまだらに見ゆる 秋の山かも」と
万葉集にも出てきますから、ずいぶん古くから使われていた言葉ですが、
もともとは色彩名と言うよりは、草や木の若葉、生き生きとした様子を表す言葉だったようです。
「♪緑の丘の赤い屋根」の雰囲気ですね。

日本では国土は「緑の大地」ですが、中国では映画の題名ですが
「黄色い大地」でした。

「赤ん坊」は皮膚が薄くて、血液が多いので「赤」く見える。
それで「赤ん坊」というのですが、
一方若々しい象徴として「みどり子」ともいいます。
同じ使い方で「みどりなす黒髪」とも言います。

「緑」は感じのいい色として扱われています。
日本では「グリーン車」は高級ですし、
中国で「緑色食品」と言えば品質の良さが売りです。

「幸せの青い鳥」と言いますけれど、あれも「緑の鳥」なのかも知れません。

「グリーンランド」のある北極圏や砂漠地帯では「緑」へのあこがれは大きいと想像されます。

女の子の名前にもよく使われます。


「黄色」

ちょっとビミョーな色ですね。
「青」はススメ、「赤」はトマレに対し、「黄色」は注意してススメとやや中間的な扱い。
これは日本だけではないようで「イエローカード」は国際的に通用する警告色ですね。

中国では皇帝の色とされ、一般の人の衣服や屋根の色に使うのは禁止されていたそうです。

でも、名前に使うのはOKのようで「黄さん」というのは中国でも非常に多い名前の一つです。

皇帝の色かと思えば一方、「黄色」はえっち、エロなどを意味する言葉としても使われています。
「黄盤」というのはそういう内容のDVDですからご注意を。
日本での「ピンク」ですね。
大分古くなりますが、こういう歌もありました。
「♪若い娘がウッフン・・・・ほらほら黄色いサクランボ」

中国には「黄河」が流れ、春先には「黄土高原」から「黄砂」が
日本まで飛んできます。

日本人も中国人も「黄色人種」です。


「紫」

この色は洋の東西を問わず、「高貴な色」「皇帝の色」とされていました。
中国でも「黄色」の前から皇帝の色とでした。
皇帝の住んだ「故宮」のことを「紫禁城」といいますし、
日本でも天皇の許可を得ずにお坊さんが「紫」の僧衣を着ることは禁止されていました。

一般の人たちはどうだったのでしょう?
歌舞伎では病気の時に「紫(=江戸紫)の鉢巻き」をしていますし、
鞍馬天狗は「紫頭巾」をかぶっていました。

とにかく、人々に喜ばれた色だったみたいで
「万葉集」では
「あかねさす紫野ゆき しめのゆき野守りは見ずや君が袖振る」
「紫のにおえる妹を憎くしあれば人妻ゆえに我恋いめやも」

「源氏物語」の一番人気は「紫の上」で、当時は「源氏物語」というより
「紫物語」と言ったほうがいいかもししれないくらいでした。
作者も「紫の上の物語」を書いた式部(の娘)ということで
「紫式部」と呼ばれるようになったそうですから。

「枕草子」でも、その第一段に
「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明りて、
紫だちたる雲の、細くたなびきたる。」と「紫」が出てきます。








3月22日(日)
   毎月 第三土曜日は「天津日本語教師会」がある。
参加者は大体15〜6名ぐらい、その約3分の1が中国人の日本語教師である。
このごろの例会は@自己紹介(毎回新しい人がいるので) A翌月の話題や行事
B折り紙実習コーナー、今回は折り紙で「しおり」をつくった。(写真)
C日本語豆知識 D私の授業紹介 Eいろいろ情報交換
という内容で行っている。
例会では日本から持ってきたお菓子が今日されることもある。今回は3月例会なので「雛あられ」(写真)であった。

会は2時からなので伊勢丹7階の「橋場」という和食レストランで食事をしてから会場に向かう。
「橋場」での昼食はいつも「おばん菜定食」(写真)と決めている。


例会が終わると、自由参加の食事会。
今回は天津外国語大学の食堂「洋味食屋」で。
外国語大学の構内には幾本かの桜が咲いていた。(写真) 八重とか染井吉野とかのポピュラーな新種ではなく、
遠くから見たところではみんな異口同音に「あれは桜じゃあないよ」と言ったが
近づいてみるとあきらかに桜の幹、やっぱり桜だった。

食事会の後、北京から参加されていた先生が我が家にお泊まりになると言うことで
あとお二人ほど誘って我が家で二次会(写真)、11時半ごろまで飲んだり、しゃべったり
実はこの酒のあて作りに朝から5時間台所に立ちっぱなしであった。





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